ポートフォリオマネジメント
テーラーメイドの運用プランをご提案いたします。
目標までの経路も重視
ウェルスマネジメントプロセスにおけるステップ2 「プラン」と3「 アクション」では、ポートフォリオの立案とその実行を行います。
ポートフォリオの立案において、従来から一般的に用いられてきた考え方の一つとして「現代ポートフォリオ理論(*1)」があります。この理論では、金融資産全体を退職時などの将来の一時点にあわせてポートフォリオを最適化する手法をとっていますが、目標に至る途中段階についてはあまり考慮されていませんでした。そのため、下図Cケースのように、運用期間中に許容できるリスク範囲を割り込んでしまった時点(図の×印)で、今後の不安や資産の取り崩しなどが発生し、最終目標に到達できないというリスクが生じます。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 ウェルス&ミドルマーケット本部 プライベートバンキンググループでは、「現代ポートフォリオ理論」と「行動ファイナンス理論(*2) 」を融合させ、お客さまの行動特性と運用目標年までの経路をふまえた、テーラーメイドの運用プランをご提案いたします。
*1 現代ポートフォリオ理論
ノーベル経済学賞受賞者のH.マーコヴィッツが1952年に発表した、現代の金融工学の根幹を成す投資理論。期待収益率と標準偏差の二つの指標を使って、最適なポートフォリオを導き出す考え方。
*2 行動ファイナンス理論
従来の経済理論は「常に合理的に行動する人間」を前提としているが、心理学や社会学の要素を取り入れて「常に合理的とは限らない人間」を前提に展開される投資理論。代表者のダニエル・カーネマン教授は2002年のノーベル経済学賞受賞。
最終的な投資成果は同じでも、Cケースは失敗例。
容認できる最低水準を割り込んでしまった時点(図の×印)で、今後の不安やキャッシュ確保のために資産を取り崩してしまい、最終目標へ到達できない。